プラハの見どころはある程度集まっているけれど、それでも歩いて回るのはちょっと大変だ。
プラハ市内は地下鉄(メトロ)とトラム(路面電車)が走っているので、上手に利用すると観光がずっと楽になる。
宿泊したホテルがトラムの停留所と近かったこともあり、私たちは主にトラムを利用して観光地を回った。トラムは車窓から街の景色を楽しめるところが好き。
プラハ市内交通の乗車券の種類
プラハ市内の地下鉄、トラム、バス、ケーブルカーの乗車券はすべて共通になっている。
乗車券の種類は次のようなものがあった。(値段は2019年現在)
- 1回券 ショート(30分間有効) 24コルナ
- 1回券 ベーシック(90分間有効) 32コルナ
- フリーパス券 1日券(24時間有効) 110コルナ
- フリーパス券 3日券(72時間有効) 310コルナ
乗車券は券売機か窓口、キオスクで買うことができる。
券売機は鉄道駅のほかトラムの停留所にも設置されている。ただ停留所は発券機を置いてないところもあったので、1回券を使って回る場合は必要な分をまとめて買っておいたほうがあわてなくてすむかも、と思った。
なお、停留所の券売機では72時間有効のフリーパス券の扱いがないので注意が必要。


注意:券売機はコインのみでお札は使用できません。

私たちが実際に買ったチケットは、1回券(ショート)とフリーパス券(3日券)の2種類。
1回券はよほど遠くへ行かない限り、ショート(30分間有効)で大丈夫だと思う。

乗車券の使い方
乗車券を購入したら、トラムや地下鉄に乗るときに自分で刻印をしなければいけない。
地下鉄はたしか改札のところに刻印の機械があったと思う。
トラムは乗ったら車内に機械があるので、そこで刻印をする。
刻印をせずに乗っているのを見つかったら、罰金になるよ!
フリーパス券は刻印から1日券は24時間、3日券は72時間使うことができる。

機械に通すときは乗車券に書かれた矢印の方向に従って差し込む。
これも間違えると罰金の対象になるので注意が必要。

トラムの路線番号と停留所
トラムは車両の前部に路線番号を書いているので、自分が乗る路線をあらかじめ確認しておけば乗り間違えなくてすむ。停留所も写真のように標識が立っているのでわかりやすかった。

路線図をプリントして持っておくとラクチンです
プラハのことをネットで調べていたときにチェコの公共交通のサイトを見つけ、そのサイトから路線図をプリントして持って行った。
サイトのここをクリックすると路線図のpdfファイルが表示される。


街中でいちいちガイドブックをとりだして確認するのは面倒くさいし、防犯の面も気になる。プリントした紙ならカバンの外ポケットにでも入れておけばさっと取り出すことができるので、手軽で便利だった。
難点は雨が降ったらプリントしたインクがにじんでしまうこと。
トラムと地下鉄を利用して、プラハを楽しもう

最初は戸惑うこともあったけど、切符の購入もトラムの乗り方にもすぐに慣れてプラハ観光の強い味方になった。
「元を取るのは大変」と言われる3日券だけど、いちいち乗車券を買わなくてすむ点は気楽でよかった。歩き疲れたら一駅でも気軽に乗ることができるので、ガンガン利用した。
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