城というより小さな町。プラハ城を観光する【チェコ旅行記7】

シェアする

プラハ城

【観光2日目】

プラハの観光名所はいろいろあるけれど、プラハ城は行くと決めていた場所の一つだ。城にはその国の歴史の記録が残されていることが多い。歴史は苦手だし知識もたくさんは持ち合わせていないけれど、縁があって訪れた国なのだから少しくらいは触れておきたかった。

旧市街側からヴルタヴァ川の向こう岸に目をやると、小高い丘の上にプラハ城の雄姿が目に飛び込んでくる。

いや、城そのものよりも、オレンジ色の屋根が折り重なる景色の中でひときわ異彩を放っているこげ茶色をした聖ヴィート大聖堂のほうが目につくかな。

プラハ城

「プラハ城へは朝一番に行くのがオススメ」
ガイドブックの片隅の書かれていた言葉を信じて、朝一番にプラハ城を目指すことにした。

プラハ城と合わせてカレル橋も観光しようと思っていたので、ホテルからトラムとメトロを乗り継いで地下鉄A線のSTAROMӖSTSKÁ駅に降り立った。しかし空はあいにくの小雨模様。

楽しみにしていたカレル橋の観光はささっと終わらせて、城を目指した。

スポンサーリンク

プラハ城への行き方

カレル橋観光を合わせた、トリさんとブタさんが歩いたルートはこちら。
カレル橋を渡ってからプラハ城まではゆるい上り坂が続く。街並みを散策しながら、10分か15分くらいで城に着いた。

プラハ地図、プラハ城への行き方

カレル橋を渡り、モステッカー(Mostecká)通りをそのまま道なりに進むと聖ミクラーシュ教会に行き当たる。

聖ミクラーシュ教会
聖ミクラーシュ教会

聖ミクラーシュ教会のところからネルドヴァ(Nerudova)通りを進み、ケ・フラドゥ(Ke Hradu)通りに入って道なりに進むと、プラハ城に着く。

ネルドヴァ(Nerudova)通りからケ・フラドゥ(Ke Hradu)通りに入ったところ
ケ・フラドゥ(Ke Hradu)通りからネルドヴァ(Nerudova)通りを見る

ケ・フラドゥ(Ke Hradu)通りの坂は少しきつくなるけれど、距離はそんなにない。坂道を上った先に、プラハ城が姿を現す。

プラハ城
プラハ城

プラハ城観光は無料エリアと有料エリアがある

プラハ城の中に入ると噴水がある第2の中庭にインフォメーションセンターがあるので、聖ヴィート大聖堂等、複数の施設を見学する場合はここでチケットを購入しておく。

プラハ城、第2の中庭
プラハ城、第2の中庭

観光チケットは以下のような感じだった。

コースA:
聖ヴィート大聖堂」「旧王宮」「プラハ城についての展示」「聖イジー教会」「黄金小路」「ダリボルカ」「火薬塔
[料金]
大人 350コルナ(約1750円)
子供・学生・シニア 175コルナ(約875円)
ファミリー 700コルナ(約3500円)

コースB:
聖ヴィート大聖堂」「旧王宮」「聖イジー教会」「黄金小路」「ダリボルカ
[料金]
大人 250コルナ(約1250円)
子供・学生・シニア 125コルナ(約625円)
ファミリー 500コルナ(約2500円)

コースC:
聖ヴィート大聖堂の宝物殿」「王宮美術館
[料金]
大人 350コルナ(約1750円)
子供・学生・シニア 175コルナ(約875円)
ファミリー 700コルナ(約3500円)

*カメラ撮影代は別途50コルナ(約250円)

詳細はプラハ城のチケットページ(英語)を参照のこと。

トリさんとブタさんは「コースB」のチケットを購入した。プラハ城の中で見たいと思っていた「聖ヴィート大聖堂」と「黄金小路」が含まれていて、値段もお手頃だったから。

正直に言うとコースAも気にはなったのだけど、プラハ城にばかり時間をかけるのもどうかなと思ってやめた。

施設見学をしないのであればそのまま奥に入っていっても大丈夫。中庭や通路、城の周囲の庭園は無料エリアになっている。

個人的に「無料で入れる人気の観光スポット」にはスリがいると思っている。荷物に注意を払いながら城内を散策した。

「コースB」で観光したところはこんな感じだった。

聖ヴィート大聖堂

プラハ城の中でも人気が高いのが聖ヴィート大聖堂なのだと思う。重厚なゴシック建築が目を引く。

城の中に大聖堂があるのはなんとも不思議な感じがするのだけれど、これは教会が国王に保護されながら発展してきたからなのだそう。

聖ヴィート大聖堂

朝一番にプラハ城に来たのは、聖ヴィート大聖堂をゆっくりと見学したいと思ったからだ。ここにはミュシャ(ムハ)が手掛けたステンドグラスがある。

大聖堂に入ってすぐのあたりまでは無料エリアになっていて、ミュシャのステンドグラスは無料エリアからでも見えないこともない。だけどじっくりと見ようと思ったらやはり有料エリアだ。真下からじっくりと鑑賞することができる。

ミュシャのステンドグラスは最初のキリスト教伝道者、聖ツィリル、聖メトジェイの生涯を描いたものだ。

聖ヴィート大聖堂内、ミュシャのステンドグラス

混み合う前だったので人に邪魔をされず、写真もきれいに撮ることができた。

聖堂内を見学している間にツアーと思しき団体も増えてきて、見学を終えるころにはミュシャの前は人だかりができていた。

早く来ておいてよかったね

早起きは三文の徳やねー

聖堂内の有料エリアには国の守護聖人でもある聖バーツラフの遺物が収められている聖バーツラフ礼拝堂や、銀でできたヤン・ネポムツキーの墓碑といった、鑑賞価値の高いものがそろっている。

しかし歴史に疎いわたしは「なんか、すごいものを見た」程にしか思わない。(もったいない!)

その反面、建築に詳しいわけではないのでウンチクは語れないけれど、教会建築が大好きで、こんな景色をずっと眺めて至福にひたっていた。

聖ヴィート大聖堂

聖イジー教会

プラハ城内最古の教会、聖イジー教会はロマネスク様式の建物だ。
濃いめのサーモンピンクの建物に白い2つの塔を従えた姿はとても印象的だ。

聖ヴィート教会と比べると中はこじんまりとしていた。使っている石の色なのか、それともライトのせいなのか、室内は黄色味がかっていて温かみを感じられる。

教会らしく独特の厳かな雰囲気があり、日々の祈りは大聖堂よりもこちらのほうがしっとりと落ち着いて、良さそうだなと思った。

プラハ城、聖イジー教会

プラハ城、聖イジー教会

黄金小路

プラハ城の見学の中で、一番楽しみにしていたのがここ、黄金小路だ。豪華絢爛なものを見学するのも楽しいけれど、「昔ながらの」とか「庶民の暮し」といったキーワードにワクワクしてしまう。手が届かない世界よりも、身近に感じられるところがいいのだ。

「黄金小路」の由来は、16世紀末のボヘミア王・ルドルフ2世が錬金術師を住まわせたからだとか、18世紀にあった大火で家を焼失した金細工師たちが一時的にここに住んでいたからとか、諸説あるらしい。

並んでいる家々は、あるものは武具の展示になっていたり、またあるものは昔の暮らしを再現していたり、土産物を売っているお店になっているところもあった。

作家、フランツ・カフカが住んでいた水色の家も残っている。

一つ一つの建物の造りが小さいことにびっくりする。西洋人より小柄な日本人の中でも、さらに小さい部類に入るわたしが「狭い!」と感じるのだから、かなりのものだ。

ここではどんな暮らしが営まれていたのだろう。持ち物はきっと、必要最小限だったのだろうな。

黄金小路

黄金小路、カフカの家

黄金小路、部屋を再現しているところも

黄金小路

ダリボルカ

黄金小路を抜けると姿を現す円筒形の塔がダリボルカ。中世の時代、牢獄として使われていた建物だ。中は拷問道具を展示していた。

ダリボルカ

ダリボルカ

旧王宮

16世紀まで王宮として使われていた旧王宮。
柱のないヴラディスラフホールには思わずため息が漏れた。美しい!

このホールでは当時、騎馬試合も行われていたという。ここに馬が出入りしていたというのが驚きだ。

歴史的な事件、「プラハ窓外放出事件」(プロテスタントの締め付けが激しくなり、それを不服としたプロテスタント貴族が政務官2人と書記を窓から放り投げた事件)の舞台になった部屋や、戴冠式で使われた王冠(レプリカ)などを見学した。

旧王宮、ヴラディスラフホール

旧王宮、王冠のレプリカ

プラハ城の衛兵の交代式

ガイドブックによるとプラハ城では毎時ちょうどに衛兵の交代式が行われ、特に正午のセレモニーは音楽隊をともなった大々的なものと書かれている。

ゆっくりと城内を回っているうちにお昼になったので、衛兵の交代式を見学をすることにした。

城外から隊列を組んで入ってきた一団は、第3の中庭で整列して儀式を行っていた。

トリさんとブタさんは少し出遅れてしまい、ごった返す観光客の隙間から写真を撮るだけで精一杯だったので、きちんと見たい方は少し早めに行って場所取りをしたほうがいい。

衛兵の交代式

衛兵の交代式

プラハ城でランチを食べる

プラハ城には複数のレストランやカフェがあるけれど、さすが観光地、値段はめまいを覚えるくらい割高だ。

しかし食べるものを持ってきていないし、城を出て周辺で探すのも手間なので、比較的安そうで手軽に食べることができるパニーニのスタンドでランチをとることにした。

プラハ城、パニーニのスタンド

 

路面だけど、テーブル席がある。ここで食べていくと伝えると、パニーニを温めて出してくれた。

プラハ城、パニーニのスタンドは屋外テーブルがある

 

トリさんはトマトとモッツァレラのパニーニ、ブタさんはチキンのパニーニをチョイス。どちらも120コルナ(約600円)。味はふつうにおいしいといったっところ。

パニーニ

 

レモンティーは100コルナ(約500円)。
同じものがスーパーでは26コルナ(約130円)で売っていたので、いかにぼっている観光地価格なのかがよくわかる。

紅茶

 

安くすませるのであれば、食べるものを持ち込んだほうがいいと思う。
天気のいい日なら城の周りにある庭園で食べると、気持ちが良さそうだ。


次の記事へ→
https://landsend-travel.com/novy-svet

←前の記事
https://landsend-travel.com/veletrzni-palace

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Twitter で
スポンサーリンク

シェアする

フォローする