約12時間半のフライトを終えて、ロンドン・ヒースロー空港に到着したのは午後4時半のこと。
重い荷物を背負い、標識を頼りにコーチ(coach、長距離バス)乗り場を目指す。
標識が出てる位なので近いのかと思ったらずいぶんと歩かさた。
今回、ANAでやってきた私が降り立ったのは第3ターミナル。後で知ることになるけれどコーチ乗り場は第1&2ターミナルの方にあったのだ。
ヒースロー・セントラル・バスステーション(Heathrow Central Bus Station)でチェルトナム行きのチケットを購入する。出発時間は19:35。かなりの待ち時間があるが荷物を持ってウロつく気にはなれず、待合室のイスを陣取って時間が過ぎるのを待った。
ヒースロー空港から長距離バスに乗ってチェルトナムへ
ヒースロー空港からコーチに揺られてチェルトナムへと向かう。
コーチは観光バスのように車高が高く、窓が大きい造りになっている。スーツケースなどの大きい荷物は運転手が降りる町を確認しながらトランクルームに分けて入れていた。
チェルトナムはコッツウォルズの玄関口になる街だ。村へのバスの便が数多くそろっている。
コッツウォルズを旅する際、ここを拠点にすると効率よく回れるのだ。ただし大きな街なので小さな町で過ごすような趣にはやや欠ける。
チェルトナムに到着したのは21時半、あたりはもう真っ暗だ。
今夜の宿は昨年(1996年)の旅でもお世話になったゲストハウス、リースウッド。前日に冷や汗かきながら国際電話をかけて予約しておいた。足早にリースウッドへと向かう。
ピンポーン。
ドアホンを鳴らす。
見知った人たちに暖かく迎えられ、異国での緊張も解けていくようだった。
私は2,3日ここに滞在して村巡りをすればいいかなと考えていた。しかしホストマザーが言うには、チェルトナムはブックフェスティバルの真っ最中で週末まで部屋は予約でいっぱいで空いていないとのことだった。ちなみに今日は火曜日である。
あら、出鼻をくじかれてしまったわ。でもまあ何とかなるでしょう。
明日の予定は明日の気分で決めればいいわ、と、その夜は何も考えずにベッドに潜り込んで眠りについた。
[旅行:1997年10月]
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